ドローン大辞典
無人航空機操縦士|用語解説|ドローン大辞典
概要
無人航空機操縦士とは、国土交通省が定める国家資格制度に基づき、ドローンの操縦に必要な知識・技能を有することを証明する資格である。
航空法第132条の85に基づいて創設され、一等無人航空機操縦士および二等無人航空機操縦士の2区分が設けられている。
この資格は、特定飛行(カテゴリーⅡ・カテゴリーⅢ)を行う際に必要となる技能証明であり、安全な運航と法令遵守を確保するための制度的基盤として位置づけられている。
運航者・事業者にとっては、許可・承認申請や安全管理体制の構築において重要な役割を果たす。
資格制度の概要
無人航空機操縦士は、航空法および関連告示に基づいて運用される国家資格であり、以下の二つの区分がある。
資格区分は、要求される安全性・リスクレベルに応じて区別されている。
試験は指定試験機関(登録講習機関とは別)によって実施され、技能証明は国土交通省が交付する。
資格の位置づけと法制度
無人航空機操縦士の技能証明制度は、航空法の安全確保規定に基づき設計されている。
航空法第132条の85:技能証明の制度設置
航空法第132条の86:飛行の方法(安全確保義務)
航空法第132条の87:特定飛行の許可・承認
資格保有は特定飛行の前提となり、許可・承認審査においても技能証明の有無が確認される。
カテゴリーⅢ飛行では航空局による安全性審査が求められ、資格の有無は審査の基礎条件の一つである。
実務で求められる能力
無人航空機操縦士には、単なる操縦技術だけでなく、総合的な運航能力が必要とされる。
リスク評価ガイドラインに基づくリスク分析
プリフライトチェックやフェールセーフ機能の確認
航空法および関連告示に基づく飛行方法の遵守
事故・重大インシデント発生時の報告(FISSへの登録)
自律飛行の監視および安全管理
風・気象条件の判断
特にカテゴリーⅡ・Ⅲ飛行では、立入管理区画の設定、補助者との連携、緊急着陸地点の確保など、高度な運航管理能力が求められる。
資格取得後の義務と運用
技能証明取得後も、安全運航のための管理義務が継続する。
資格は操縦者の能力を証明するものであり、ドローンの種類(認証機体の有無)、飛行方法、空域条件などによって追加の手続きが必要となる。
関連用語:技能証明/一等無人航空機操縦士/二等無人航空機操縦士/飛行計画/DIPS2.0/カテゴリーⅡ/カテゴリーⅢ/航空法/登録講習機関/許可・承認/リスク評価ガイドライン