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ドローン大辞典

航空局|用語解説|ドローン大辞典

航空局

航空局とは、国土交通省の内部部局の一つで、航空行政全般を統括する機関である。
英語では「Japan Civil Aviation Bureau(JCAB)」と呼ばれ、航空機の運航安全、空港整備、航空交通管理、そしてドローンを含む無人航空システムの監督を担っている。


主な役割

航空局の使命は、空の安全・安心の確保と健全な航空産業の発展である。
その業務は多岐にわたり、有人機からドローンまでを含む航空分野全体の法令運用・監督・制度設計を行っている。

主な業務分野は以下の通り。


組織構成

航空局は、複数の部や課で構成されており、ドローンに関係する主な部署は次の通り。

  • 安全部 無人航空機安全課: ドローン関連制度の企画・運用・法改正を担当。カテゴリーⅢ飛行の申請受付や、公海上における許可・承認を担当する官署の一つでもある。

  • 保安部 運航課(東京/大阪航空局): 航空法第132条の85および第132条の86に基づく、カテゴリーⅡ飛行に関する飛行許可・承認の審査および事故報告の受付を管轄区域に応じて実施する。

  • 交通管制部: 空域調整や、飛行情報共有システム(FISSの機能)を統合したDIPS 2.0を通じた情報管理を担う。

  • 東京空港事務所/関西空港事務所: 夜間・休日を含む24時間体制で、空港周辺空域(航空法第132条の85第1項第1号)におけるカテゴリーⅡ飛行の許可申請や、夜間等の事故報告を受け付けている。

これらの部局が連携し、DIPS2.0を中心とした無人航空機の安全管理体制を構築している。


ドローンとの関係

ドローンの登録制度、飛行許可・承認、技能証明、事故報告などは、すべて航空局の監督下にある。

特に無人航空機安全課は、ドローン運航の法整備・ガイドライン策定・審査運用の中心的役割を担い、空飛ぶクルマを含む無人航空機システム全体の安全基準や運航ルールを定める行政機関として機能している。


位置づけ

航空局は、国際的にはICAO(国際民間航空機関)やEASA(欧州航空安全機関)と連携し、日本の航空安全基準を国際水準に整合させる責任を持つ。

ドローンの社会実装においても、「空の交通管理(UTM)」の制度化(認定UTMサービスプロバイダ制度の開始予定など)や、有人機との情報共有基盤(SWIM)空飛ぶクルマの交通管理についても、万博などを見据えて交通管理調整会議を設置し、飛行計画の調整(Strategic Deconflict)やモニタリングに関する検討を進めています。


関連用語: 国土交通省/DIPS 2.0/無人航空機安全課/技能証明/機体登録/航空法/FISS/航空機/無人航空システム/許可・承認