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ドローン大辞典

個別申請|用語解説|ドローン大辞典

概要

個別申請とは、ドローンを特定の日時・場所・条件で飛行させる際に、個別に行う飛行許可・承認の申請手続きである。
包括申請が定期的・反復的な飛行を対象とするのに対し、個別申請は単発または一度限りの飛行に適用される。
DIPS2.0(ドローン情報基盤システム)を通じてオンラインで申請し、国土交通大臣または地方航空局長の審査・承認を経て許可を取得する。


目的と特徴

個別申請の目的は、特定条件下の飛行における安全性を事前に確認し、航空機および第三者へのリスクを最小限に抑えることである。
許可・承認の対象となるのは、航空法第132条・第132条の2に規定された飛行禁止空域および特定飛行方法である。

主な特徴は以下のとおり。

個別申請は、特定案件や実証実験、イベント上空での撮影など、一時的な飛行に適している。


申請手続きの流れ

  1. DIPS2.0上で申請者情報を登録

  2. 機体登録情報(識別番号、リモートIDなど)を入力

  3. 飛行空域を地図上で指定(例:空港等周辺の空域、人口集中地区など)

  4. 飛行方法(夜間、目視外、30m未満など)と安全対策を記載

  5. リスク評価および補助者配置計画を添付

  6. 審査完了後、許可・承認書を受領

審査には数日から1週間程度を要する場合があり、余裕をもったスケジュールでの申請が求められる。


包括申請との違い

包括申請が「同一条件で繰り返し飛行を行う場合」に適用されるのに対し、個別申請は「一度限りまたは条件が異なる飛行」に適用される。
また、包括申請は最大1年間有効であるのに対し、個別申請は単発飛行ごとに新たな申請が必要となる。
現場や案件ごとに空域や高度が変わる場合は、包括申請よりも個別申請が適している。


実務での活用

個別申請は、空撮、イベント記録、測量、調査、実証実験など、都度内容が異なる飛行業務で利用される。
また、災害対応や緊急飛行など、特例的な運用を行う場合にも個別申請が必要となるケースがある。
申請後に発行された許可・承認書は、飛行中に携行し、関係者への提示やFISS(飛行情報共有システム)への飛行計画登録と併せて運用することが求められる。


関連用語: 包括申請/許可・承認/DIPS2.0/FISS/飛行計画