ドローン大辞典
包括申請|用語解説|ドローン大辞典
包括申請|用語解説|ドローン大辞典
概要
包括申請とは、同一の条件下で複数回または定期的にドローンを飛行させる場合に利用できる、航空法上の飛行許可・承認申請の簡略手続きである。
国土交通省(航空局)が運用するDIPS2.0を通じて申請を行い、最大で1年間有効な許可・承認を取得できる。
主に、定期的な点検・測量・農業散布・空撮など、反復運航を行う事業者が利用する。
目的と特徴
包括申請の目的は、同一内容の申請を毎回繰り返す手間を省き、事業者の負担を軽減することである。
通常の「個別申請」が特定の日時・場所に限定されるのに対し、包括申請は一定の範囲と条件を定めて複数回の飛行をカバーできる。
主な特徴は次の通り。
有効期間:最長1年間
手続き:DIPS2.0を利用し、オンラインで一括申請可能
申請内容
包括申請を行う際は、以下の情報を提出する。
審査を経て許可・承認書が発行されると、その範囲内での飛行は個別申請を行わずに実施できる。
利用上の注意
包括申請は便利な制度であるが、すべての飛行が自動的に許可されるわけではない。
飛行ごとにDIPS2.0で飛行計画の提出(通報)を行い、FISS(飛行情報共有システム)で他の操縦者と情報を共有する必要がある。
また、申請内容と異なる条件(異なる場所・高度・飛行方法など)で飛行した場合は、包括許可の範囲外となり、違反の対象になる。
実務での活用
包括申請は、定期的に同一エリアで業務を行う事業者にとって不可欠な制度である。
特に、建設・点検・測量・農業など、現場単位で同条件の飛行を繰り返す場合に活用されている。
包括許可を取得しておけば、緊急対応や天候の影響で日程変更があっても柔軟に運航できる。
また、カテゴリーⅡ・Ⅲ飛行を行う場合には、技能証明および認証機体の条件を満たしたうえで、包括申請と飛行計画の運用を組み合わせることが重要である。