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ドローン大辞典

飛行情報|用語解説|ドローン大辞典

概要

飛行情報とは、無人航空機の飛行計画、機体情報、操縦者情報、安全確保措置など、飛行前から飛行後までの一連の運航を支えるデータ群を指す。これらの情報はDIPS(ドローン情報基盤システム)を通じて管理され、特定飛行の通報義務、飛行経路の調整、運航管理システムとの連携、飛行実績の記録など、安全な空域運用のために欠かせない役割を担う。


飛行情報の概要と管理システム

無人航空機の飛行に関わる情報は、以下の要素で構成される。

これらの情報は主にDIPS(ドローン情報基盤システム)を通じて管理される。
新規申請では、DIPS上で「飛行及び機体情報」「飛行概要・飛行詳細」を入力して計画を作成する。


飛行計画(通報情報)に含まれる内容

特定飛行(航空法上の許可・承認が必要な飛行)を行う場合、
「無人航空機の飛行計画の通報要領」に従って、事前に国土交通大臣へ飛行計画を通報する義務がある。

(1) 飛行の詳細

  • 飛行の目的
    空撮、報道取材、農林水産業、測量、インフラ点検、輸送、災害対応、趣味、研究開発など。

  • 日時
    予定する日時・期間・時間帯を記載する。
    カテゴリーⅢ飛行では継続運航を1年を限度として申請可能。

  • 経路
    飛行予定経路を記載し、DIPS上で線形・多角形・円形の作図形式を選択して地図上に示す。

  • 高度・速度
    飛行高度と速度を記載し、飛行禁止空域を飛行する場合は海抜も必要となる。

(2) 機体・操縦者情報

  • 機体の登録記号、種類、型式(型式認証機体)

  • 操縦者の氏名、技能証明番号、許可承認番号

(3) 安全確保・保険情報

  • 立入管理措置の有無と内容

  • 保険加入の有無と内容


飛行情報の利用目的と管理

飛行情報は、安全確保・空域調整・リスク管理のために活用される。

(1) 衝突回避のための情報共有

  • 特定飛行者は、DIPSで他の無人航空機の飛行計画を確認する義務がある。

  • 飛行前に他の計画と重複があれば、日時・高度・経路を調整する。

  • 飛行中に他の無人航空機を確認した際は、安全間隔の確保および着陸等の措置を行う。

(2) 運航管理システム(UTMS/UASSP)との連携

  • UASSPを用いることで、他機の運航状況をリアルタイムに把握できる。

  • 将来的には、飛行中の動態管理や戦術的調整がUTMSと連携して行われることが想定されている。

(3) 飛行実績(飛行日誌)の記録

  • 特定飛行を行った者は、飛行の都度「無人航空機の飛行日誌の取扱要領」に基づき記録する義務がある。

  • 飛行記録には、訓練も含む。

  • 飛行経歴10時間の証明など、許可・承認申請時の証拠資料として利用可能。


関連用語:飛行計画/DIPS/特定飛行/経路作図/立入管理措置/技能証明/UASSP/UTMS/飛行日誌/飛行経歴