ドローン大辞典
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すべての用語:435件
IMUIMU(Inertial Measurement Unit:慣性計測装置)は、ドローンの姿勢・加速度・角速度を検出し、機体の姿勢制御に必要な情報をリアルタイムで出力するセンサー装置である。3軸のジャイロセンサと3方向の加速度センサ等で構成され、フライトコントローラー(FCU)の中核を構成する要素として、GNSS信号が遮断された環境下でも機体の安定飛行を維持す…フライトコントローラーフライトコントローラー(FCU)は、ドローンの姿勢制御・飛行安定化・航法処理を統合的に行う中枢制御装置である。これは、センサー情報や操縦入力を基に、モーター出力や姿勢角を自動制御する役割を担うフライトコントロールシステムの一部である。航空法や国土交通省の安全基準においても、フライトコントローラーは機体のロバスト性(信頼性・冗長性)を左右する重要構成要素として…夜間識別灯夜間識別灯とは、ドローンを夜間(日没後から日出まで)または薄暮時に飛行させる際、機体の位置や姿勢を外部から正確に視認できるように点灯させる照明装置を指す。夜間飛行は、周囲の状況把握が困難になる特定飛行(航空法第132条の86関係)に該当するため、機体には無人航空機の姿勢及び方向が正確に視認できるよう灯火を有していることが追加基準として義務付けられている。この…緊急着陸地点緊急着陸地点(ELS:Emergency Landing Site)とは、ドローンの飛行中に通信途絶、バッテリー異常、機体故障などの緊急事態が発生した際、安全に着陸させるためにあらかじめ設定・確保しておく場所を指す。航空法および国土交通省のガイドラインでは、特定飛行を行う場合、飛行計画やリスク評価の段階で緊急着陸地点の設定が推奨されている。この地点の選定は、…GNSSGNSS(Global Navigation Satellite System)は、人工衛星を利用して地上の位置情報を高精度に測定する全球測位衛星システムの総称である。ドローンにおいては、位置制御、航路保持、自動帰還(RTH)、測量精度の確保など、運航の基盤となる技術として不可欠である。代表的なGNSSには、アメリカのGPS、ロシアのGLONASS、欧州のG…プリフライトチェックプリフライトチェックは、ドローンを飛行させる前に行う点検・確認作業の総称である。航空法第132条の86では、操縦者に対して、故障等による落下を防止するため、飛行前に飛行に必要な準備が整っていることを確認する義務を課している。この点検には、機体、バッテリー、通信、周辺環境、飛行計画の確認などが含まれる。プリフライトチェックを適切に実施することで、飛行中の異常発…安全目標(OSO)安全目標(OSO:Operational Safety Objective)は、ドローンの運航において必要とされる安全性を定める基準である。この概念は、欧州航空安全機関(EASA)が定めるSORA(Specific Operation Risk Assessment)に基づき、日本の運航リスク評価ガイドラインでも採用されている。OSOは、「安全性と保障のレベ…飛行日誌飛行日誌とは、ドローンの飛行記録および点検・整備記録様式を体系的に記録するための公式な記録簿を指す。これは、航空法に基づく安全運航管理や、国土交通省が推奨するリスク評価(SAIL)の一環として、操縦者および運航管理者が作成・保存することが求められている。リモートクルーリモートクルーとは、無人航空機(ドローン)の飛行において、安全な運航を確保するために必要な役割を担当することが、運航者(組織)によって認められている全ての人員を指します。これは単にドローンを操作する人(操縦者)だけを指すのではなく、遠隔地からの運航管理や監視、通信制御、緊急時対応など、運航体制全体に関わるスタッフを広く含む概念です。フェールセーフフェールセーフ(Fail Safe)とは、ドローン(無人航空機)のシステムや通信に異常が発生した際に、安全な状態へ移行して事故や被害を防ぐための仕組みを指す 。これは、不具合発生時等において第三者や物件に危害を及ぼさない運航を確保するため、機体に装備が求められる危機回避機能である 。 この機能の信頼性は、リスク評価(SAIL)の結果に応じて求められる運航に関…立入管理措置立入管理措置とは、ドローン(無人航空機)の飛行経路下において、第三者(飛行に直接関与しない者)の立入りを管理するために講じる安全確保措置を指す。カテゴリーⅡ飛行など、特定飛行に該当する運航では法的に求められる要件であり、この措置を講じることで、ドローンの墜落や落下によって第三者の上空を飛行しない運航体制を構築する。この措置の有無は、飛行のカテゴリー区分(Ⅱ・…学科試験学科試験とは、無人航空機操縦者技能証明(ドローン国家資格)を取得する際に実施される筆記試験であり、航空法や運航知識、安全対策などに関する理論的知識の理解度を確認する。操縦者が安全かつ法令に基づいた飛行を行うために必要な理論的知識を評価する工程で、実地試験および身体検査と並んで技能証明の主要な要素となる。試験は、国が指定した民間機関である指定試験機関(公正・中…実地試験実地試験とは、無人航空機操縦者技能証明(操縦ライセンス)において、実際の飛行操作で行われる試験を指す。筆記による「学科試験」に対し、実地試験は操縦者としての総合的な判断力、操作精度、安全確認手順を評価する重要な工程である。試験は、国が指定した民間機関である指定試験機関によって実施される。ただし、国が登録した登録講習機関において必要な講習を受講し、修了審査に合…着陸地点着陸地点とは、ドローン(無人航空機)が安全に飛行を終了し、地上へ降下・停止するために設定される場所を指す。選定の際には、周囲の安全確保、第三者の立入り防止、通信およびGNSSの安定性など、実務上のリスクを防ぐ観点が重要となる。着陸地点の選定は、運航計画(CONOPS)の策定や、飛行に伴うリスクの度合いを評価する地上リスククラス(GRC)の決定における重要な要…離陸地点離陸地点とは、ドローン(無人航空機)が飛行を開始するための地上または構造物上の位置を指す。飛行の安全性や通信安定性、GNSS信号の受信精度などに影響するため、運航計画(CONOPS)および地上リスククラス(GRC)の決定における重要な要素とされている。離陸地点の適切な選定は、飛行経路の安全性を担保する安全確保措置(OSO)を達成するための前提となる。ドローン…戦術的対策戦術的対策とは、ドローン(無人航空機)の飛行において、飛行中に有人航空機との空中衝突を回避するために即時に実施される安全確保のための具体的な対応策を指す。飛行前に実施される戦略的対策(Strategic Mitigation)と対比され、高リスクな空域において安全な間隔を維持し、衝突を回避することを目的とする。リスク評価(SORA)の結果に基づき、残留空中リ…第三者第三者とは、ドローン(無人航空機)の飛行に直接関与しない人を指す。具体的には、無人航空機の操縦者、補助者、監視者といったリモートクルー以外のすべての人が該当し、航空法上の安全管理およびリスク評価において最も重要な概念の一つである。ドローンの墜落や落下によって地上にいる第三者への重大な怪我等が生じるリスクは、飛行計画、安全対策、カテゴリー区分に直接影響を与える…小型無人機等飛行禁止法小型無人機等飛行禁止法とは、国の重要施設やその周辺地域におけるドローン(無人航空機)などの飛行を禁止・制限する法律である。正式名称は「重要施設周辺における小型無人機等の飛行の禁止に関する法律」で、2016年に施行された。この法律は航空法とは別の法体系に属し、国家の安全保障および公共の安全を確保することを目的としている。ウェイポイントウェイポイントは、緯度・経度・高度の情報からなる位置データで、操縦者が飛行ルートを事前に指定する仕組み。機体は自動航行モードで設定経路を追従し、一定の速度や高度を維持して飛行する。これにより、手動操作よりも安定した飛行と正確なデータ取得が可能となる。特定飛行特定飛行(とくていひこう)とは、無人航空機(ドローン)の飛行のうち、航空機の航行の安全および地上または水上の人または物件の安全に危害を及ぼすおそれがあるものとして、航空法によって規制対象とされる飛行の空域(第132条の85)および飛行の方法(第132条の86)を総称する。特定飛行を行う場合、原則として国土交通大臣の許可または承認を受ける必要がある。