ドローン大辞典
空港制限表面図|用語解説|ドローン大辞典
空港制限表面図
空港制限表面図とは、空港周辺に設定されている空港制限表面の範囲と高さ制限を示した地図である。
航空機の離着陸経路や飛行安全を確保するために設けられた制限表面(進入表面、転移表面、水平表面、円錐表面など)の位置と形状を視覚的に確認できる。
この図面は、空港ごとに国土交通省または地方航空局によって作成・管理されており、建築やドローン運用の際に重要な資料となる。
作成の目的と内容
空港制限表面図は、航空機の運航を妨げないよう、空港周辺に存在する障害物の高さを制限するために作成されている。
各空港の滑走路構造や運用方式に応じて設定される制限表面を地形上に投影し、どの地点でどの高さまで建造物が設けられるかを明確に示す。
この図に基づき、建物・塔・風車などを設置する場合は、空港制限表面を超過しないように設計することが求められる。
もし高さが制限を超える場合は、国土交通大臣への届出や調整が必要となる。
ドローン飛行への影響
ドローンを飛行させる際には、空港制限表面図を参考に、飛行予定地点が空港周辺の空域に該当していないかを確認する必要がある。
制限表面に該当する範囲は航空法に基づく飛行禁止空域に含まれ、飛行するには国土交通大臣の許可が必要となる。
DIPS2.0(ドローン情報基盤システム)やFISS(飛行情報共有システム)を活用することで、実際の位置情報に基づき空港制限表面との重複を確認できる。
また、空港制限表面図は各地方航空局や自治体のウェブサイトで公開されており、最新情報を確認することが推奨される。