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ドローン大辞典

転移表面|用語解説|ドローン大辞典

転移表面

転移表面とは、空港制限表面の一種で、滑走路の両側に設定される傾斜面を指す。
航空機が離着陸する際、進入表面や上昇経路の安全を確保するために設けられており、航空法によってその範囲と傾斜角度が定められている。
この空間に障害物や飛行体が侵入すると、航空機の航行に支障を及ぼすおそれがあるため、厳しく制限されている。


空港制限表面における位置づけ

転移表面は、滑走路の延長線上に広がる進入表面の両側に接続しており、航空機が離着陸経路から外れた場合にも安全な空域を確保できるように設計されている。
水平面および円錐面と連続する構造となっており、空港周辺の障害物制限の立体的な境界を構成する。
これにより、航空機が進入経路を外れても一定の安全余裕を保つことができる。


ドローンとの関係

転移表面の範囲内では、ドローンの飛行は航空機との干渉リスクが高く、航空法上の「飛行禁止空域」として扱われる。
この区域でドローンを飛行させる場合は、国土交通大臣の許可を得る必要がある。
また、転移表面の傾斜角度や範囲は空港の滑走路長や運用区分によって異なるため、飛行計画を立てる際には空港ごとの「空港制限表面図」で確認することが求められる。


安全上の意義

転移表面は、航空機が横風や進入ずれなどによって滑走路中心線から逸脱した場合でも、周辺に障害物が存在しないよう確保するための安全空域である。
ドローンがこの範囲で飛行すると、進入経路を監視中の航空機や離陸機の安全に重大な影響を与える可能性がある。
そのため、進入表面と同様に、ドローンの飛行において最も注意すべき空域の一つとされている。


関連用語: 空港制限表面図/進入表面/水平表面/円錐表面/空港等周辺の空域/飛行禁止空域/航空法