ドローン大辞典
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すべての用語:435件
重要施設の周辺地域重要施設の周辺地域(対象施設周辺地域)とは、国の重要施設等の安全確保を目的として、小型無人機等の飛行が厳しく規制されている空域を指す。この規制は航空法ではなく、「重要施設の周辺地域の上空における小型無人機等の飛行の禁止に関する法律(小型無人機等飛行禁止法)」に基づいて定められており、ドローン運航においては別個の手続きと注意が必要となる。フライトコントロールシステムフライトコントロールシステムとは、ドローンの姿勢や動きを統合的に制御する中枢システムであり、各種センサーからの情報や送信機(プロポ)からの操作指令を処理し、モーター等へ制御信号を送ることで安定飛行を実現する。ドローンの「脳」に相当する存在であり、手動操縦から自動航行まで、すべての飛行形態の基盤となる。日常点検日常点検とは、ドローンを飛行させる前および飛行させた後に実施する点検のことであり、安全確保のために必須のプロセスである。無人航空機の飛行日誌の取扱要領に基づき実施・記録することが求められており、事故防止と機体状態の継続的な把握を目的とする。安全性の水準安全性の水準(Integrity)とは、ドローンのリスク評価手法であるSORAにおいて、ある安全対策(リスク軽減策)がどれだけ効果的か、すなわち安全性をどの程度高める性能を持っているかを示す指標である。安全対策の有無ではなく、その対策がもたらす安全性の増加量そのものを評価対象とする点に特徴がある。保証の水準保証の水準(Level of Assurance)とは、ドローンのリスク評価において、安全対策がどの程度確実に実施・維持されているかを、証明方法の強さという観点から評価するための指標である。単に対策を講じているかどうかではなく、その有効性をどのような根拠で裏付けられるかが問われる点に特徴がある。公安委員会公安委員会とは、ドローンの運航において重要施設周辺での飛行を管理・統制する行政機関であり、小型無人機等飛行禁止法に基づく事前通報の窓口として位置づけられている。航空法に基づく国土交通省への飛行許可・承認とは別系統の手続きである点が、実務上の重要な注意点となる。自動航行自動航行とは、ドローンが事前に設定された飛行計画に基づき、操縦者が常時スティック操作を行わなくても自律的に飛行する運航方式を指す。測量や農業、物流などの分野で不可欠な技術となっており、高精度測位やリスク管理と組み合わせることで、効率性と再現性の高い運用が可能となる。航空交通管制区航空交通管制区とは、航空法に基づき設定される管制区域の一種であり、地表または水面から200メートル以上の高さの空域のうち、国が指定した空域を指す。主に計器飛行方式で飛行する有人航空機の交通整理を目的として設定されており、ドローンの高高度飛行やリスク評価において重要な意味を持つ空域である。ARCARCとは、ドローンの運航において、有人航空機と衝突する可能性の大きさを定性的に分類した空中リスク指標である。主にSORA(Specific Operations Risk Assessment)に基づくリスク評価プロセスの中で用いられ、レベル4飛行などのカテゴリーⅢ飛行における飛行許可・承認の判断材料として重要な位置を占める。航空交通管制圏航空交通管制圏とは、航空法で定められる管制空域の一つで、航空機の離着陸が頻繁に行われる空港や飛行場、およびその周辺に設定される空域を指す。有人航空機の安全かつ円滑な運航を確保することを目的としており、ドローンの運用においては最も注意が必要な空域の一つである。異常時対応手順異常時対応手順とは、ドローンの運航中に発生する不具合や外乱、事故などの事態に対して、被害を防止・最小化するためにあらかじめ定めておく対応手順のことである。ドローンのリスク評価ガイドラインでは、正常な飛行が継続できない状態を「異常事態」と「緊急事態」の二段階に分け、それぞれに応じた行動を整理することが推奨されている。バッファゾーンバッファゾーンとは、ドローンの運航において、機体が計画された飛行範囲から逸脱した場合に備え、第三者や有人航空機を保護するために設定される緩衝地域・緩衝空域を指す。リスク評価における安全マージンとして位置づけられ、特に高リスク運航では不可欠な要素となる。進入管制区進入管制区とは、航空法で定められる管制区域の一種であり、航空機の進入・出発を含む航空交通の整理が行われる空域を指す。有人航空機の計器飛行が頻繁に行われる空域であることから、ドローンの運航においては空中リスクが高いエリアとして扱われ、飛行計画やリスク評価において特に注意が求められる。数値標高モデル数値標高モデル(DEM)とは、地表を一定の間隔のメッシュ(格子)や不整三角網(TIN)で区分し、それぞれの地点における標高値を数値として記録したデータモデルである。ドローン測量や公共測量において、地形の起伏や高低差を正確に把握するための基礎データとして広く利用されている。基準点基準点とは、地球上の位置や高さが正確に定められている点であり、あらゆる測量・施工・位置計測の出発点となる存在である。ドローン測量、公共測量、地籍調査、ICT施工など、利用目的に応じて名称や役割が明確に使い分けられており、どの基準点を何の目的で使うかを正しく理解することが、測量精度や施工精度を確保する上で不可欠となる。ICT建機ICT建機とは、GNSS(衛星測位システム)やトータルステーション(TS)などの計測技術と、建設機械に搭載された各種センサーおよび制御システムを組み合わせることで、施工中の作業位置や施工状況を三次元座標としてリアルタイムに計測・記録・制御できる建設機械を指す。i-Constructionを支える中核技術の一つであり、施工の高度化・省力化・品質の安定化を実現す…トータルステーショントータルステーション(Total Station)とは、角度(水平角・鉛直角)と距離を同時に計測し、その結果から未知点の三次元座標(X・Y・Z)を即時に算出・記録できる電子式測距測角儀である。建設・測量分野において最も信頼性の高い基準計測機器の一つであり、ドローン測量やICT施工が普及した現在でも、精度管理の拠り所として重要な役割を担っている。可変ピッチ機構可変ピッチ機構とは、回転翼航空機(ヘリコプター)に採用されている、ローター(回転翼)のブレード角度(ピッチ角)を能動的に変化させる仕組みを指す。ローターの回転数を一定に保ったまま揚力や推力を制御できる点が特徴であり、ヘリコプター特有の姿勢制御や緊急時の安全機能を成立させる中核技術である。オートローテーションオートローテーションとは、回転翼航空機(ヘリコプター)において、エンジンなどの動力が停止した場合でも、降下時に下方から受ける空気の流れを利用してローターを回転させ続け、着陸時の衝撃を抑えながら安全に着地するための機能・飛行方法を指す。主に可変ピッチ機構を備えたシングルローター型のヘリコプターで用いられる、緊急時の重要な安全技術である。SLASSLASとは、準天頂衛星システム「みちびき」が提供する測位補強サービスの一つで、一般的なGPS単独測位よりも高精度なサブメータ級の位置情報を、低コストかつ手軽に利用できる点を特徴とする。ドローン運用を含む幅広い分野において、「精密すぎないが安定した位置情報」が求められる用途で活用されている。