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ドローン大辞典

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すべての用語:435件

水平表面水平表面とは、空港周辺に設定される空港制限表面の一種で、空港の安全な運航を確保するために設けられる基準面である。この表面は、空港の基準点(空港標点)を基準として一定の高さに設定され、滑走路や誘導路などを離着陸する航空機の飛行経路を障害物から保護する目的がある。ドローンを飛行させる際には、この水平表面およびその他の制限表面(進入表面・転移表面・円錐表面など)を…転移表面転移表面とは、空港制限表面の一種で、滑走路の両側に設定される傾斜面を指す。航空機が離着陸する際、進入表面や上昇経路の安全を確保するために設けられており、航空法によってその範囲と傾斜角度が定められている。この空間に障害物や飛行体が侵入すると、航空機の航行に支障を及ぼすおそれがあるため、厳しく制限されている。進入表面進入表面とは、航空機が滑走路に進入または離陸する際の経路上に設定される傾斜状の空間を指す。航空機が安全に離着陸できるようにするための基準であり、空港制限表面の一部として航空法で定められている。この空間に障害物やドローンなどの飛行体が侵入すると、航空機の運航に支障をきたすおそれがあるため、厳格に管理されている。管制空域管制空域とは、航空交通の安全と効率を確保するために、航空交通管制官による監視・指示が行われる空域を指す。この空域では、航空機の離着陸や飛行経路が管制機関によって統制されており、すべての航空活動は管制指示に従う必要がある。ドローンの飛行についても、管制空域内では航空機との衝突リスクが高いため、航空法によって厳しく制限されている。非管制空域非管制空域とは、航空交通管制官による直接の指示や監視が行われていない空域を指す。この区域では、航空機やドローンの運航に関して管制指示が出されないため、飛行者同士の目視や通信による自己判断が求められる。飛行許可飛行許可とは、ドローンを飛行禁止空域または特定の飛行方法で運用する際に、国土交通大臣から正式な承認を受ける制度を指す。航空法第132条の86に基づき、通常の安全基準を超える飛行を行う場合に必要となる。飛行許可は、DIPS2.0(ドローン情報基盤システム)を通じてオンラインで申請・取得できる。立入管理区画立入管理区画とは、ドローンの飛行中における第三者の立ち入りを制限し、安全を確保するために地上で設定される区域のことである。航空法および関連する運航安全基準に基づき、特にカテゴリーⅡおよびカテゴリーⅢの飛行では、この区画の設定が必須とされている。目的は、ドローンの墜落や部品の落下などの万一の事態に備え、地上の人や物への被害を防ぐことである。第三者上空第三者上空とは、操縦者や関係者以外の人(第三者)が存在する、または進入する可能性のある空域の上空を指す。ドローンがこの空域を飛行することは、墜落や物件落下による人身事故のリスクが極めて高いため、航空法上、最も厳しい区分であるカテゴリーⅢ飛行として扱われる。カテゴリーⅢカテゴリーⅢとは、航空法で定められたドローンの飛行区分のうち、地上の第三者上空で行う、最も高リスクな運航形態を指す。2022年12月の航空法改正により導入された「カテゴリー制度」の中で、カテゴリーⅠ・Ⅱを超える高度な安全要件と審査基準が適用される。カテゴリーⅡカテゴリーⅡとは、航空法で定められたドローンの飛行形態区分の一つで、一定の条件下で第三者や物件に近接して飛行する、中程度のリスクを伴う運航を指す。2022年12月の航空法改正により導入された「カテゴリー制度」において、カテゴリーⅠよりもリスクが高く、カテゴリーⅢほどではない飛行として位置づけられている。カテゴリーⅠカテゴリーⅠとは、航空法で定められたドローンの飛行形態区分のうち、最もリスクが低い飛行(登録機体による許可・承認不要の飛行)を指す。2022年12月の航空法改正により導入された「カテゴリー制度」において、リスクの程度に応じてカテゴリーⅠ・Ⅱ・Ⅲの3区分に整理されている。オペレーション空間オペレーション空間とは、想定飛行空間と想定外飛行空間を合わせた、ドローンが安全に運航できる全体の空間領域を指す。通常飛行から異常対応までのすべての機体挙動を含む範囲であり、ドローン運航の安全設計・リスク評価・緊急対応計画の基準領域として定義される。想定外飛行空間想定外飛行空間とは、ドローンが突風、通信異常、センサー誤差、または機体故障などの影響により、想定飛行空間を外れてしまう可能性を考慮して設けられる安全余裕領域のこと。異常発生時に、機体を安全に制御・復帰させるために確保される空間であり、リスク評価や安全設計における冗長性(ロバスト性)の一部として扱われる。想定飛行空間想定飛行空間とは、ドローンの飛行目的、機体性能、運用環境、外部システムとの連携条件などに基づいて設定される通常の飛行範囲を指す。これは、ドローンが標準運航手順に従い、正常に制御された状態で安全に飛行できる空間として定義される。セマンティックモデルセマンティックモデルとは、運航の安全性を体系的に分析するための概念的な構造モデルのことで、ドローンの飛行リスクや安全対策を「意味づけられた関係性」として整理・評価する枠組みを指す。国土交通省やJARUS(Joint Authorities for Rulemaking on Unmanned Systems)によるリスク評価指針の中でも重要な概念とされている…SAIL(安全と保障のレベル)安全性と保障のレベル(SAIL:Specific Assurance and Integrity Level)とは、ドローン運航における要求される安全水準(安全性)と、それを確実に満たしていることを示す保証レベル(保障)を定義する指標である。スレットスレットとは、Threat(脅威)のことで、安全上のリスクや被害を引き起こす外的な要因や意図的な攻撃・妨害行為を指す。ハザード(内的・潜在的な危険)と異なり、スレットは外部から与えられる危険要素として分類される。CONOPS(コノプス)CONOPS(コノプス))とは、Concept of Operations(運航概念書)の略で、ドローンの運用目的・環境・方法・安全対策などを体系的に示す文書を指す。国土交通省では、リスク評価や飛行許可・承認審査の基礎資料として位置づけており、特にカテゴリーⅡ・Ⅲ飛行などの高度な運航を行う場合に提出が求められる。リスク評価ガイドラインリスク評価ガイドラインとは、無人航空機(ドローン)の運航における安全性を体系的に評価するための基準と手順を定めた国土交通省の指針である。正式名称は「無人航空機の飛行に関するリスク評価ガイドライン」で、国土交通省 航空局 無人航空機安全課が公表・改訂を行っている。ロバスト性ロバスト性とは、危険な状況変化や外的要因に対する対策がどの程度有効かを評価するための指標であり、システムが想定外の事象や部分的な故障に直面しても、安全かつ安定して機能を維持できる強さを意味する。