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ドローン大辞典

GRVI|用語解説|ドローン大辞典

概要

GRVIとは、ドローンで撮影した画像に含まれる色情報を用いて、作物の生育状況を数値化する植生指数の一つである。近赤外線を用いず、可視光画像のみから算出できる点が特徴であり、スマート農業や可変施肥などの判断材料として活用されている。


GRVIの定義と算出方法

GRVIは、作物の葉色の濃さを指標化した指数であり、画像の緑色成分と赤色成分の比率から算出される。

  • 計算式
    GRVI = (G − R) / (G + R)

  • G:緑色(Green)の波長成分

  • R:赤色(Red)の波長成分

この計算により、葉の緑の強さを相対的な数値として表現することができる。


GRVIが示す意味

GRVIの値は、作物の葉色の濃淡、すなわち生育状態を示す指標として解釈される。

  • 数値が高い場合
    葉色が濃く、生育が良好である状態を示す。解析画像では緑色や青色系で表示されることが多い。

  • 数値が低い場合
    葉色が薄く、生育不良である、または収穫期が近づき黄化が進行している状態を示す。解析画像では黄色や赤色系で表示されることが多い。


特徴と注意点

GRVIには扱いやすさという利点がある一方で、運用上の注意点も存在する。

  • 天候や日射条件の影響
    GRVIは可視光情報を用いるため、撮影時の天候や太陽高度、日射量の影響を受けやすい。そのため、異なる日時や異なるほ場間で数値を直接比較する用途には適さず、同一撮影条件下での相対比較に用いることが前提となる。

  • NDVIとの違い
    NDVIが近赤外線を用いて植生活性を評価する指数であるのに対し、GRVIは可視光画像のみで算出できる。そのため、マルチスペクトルカメラを必要とせず、一般的なRGBカメラを搭載したドローンでも解析が可能である点が特徴である。


農業現場での活用事例

GRVI解析によって作成される生育マップは、以下のような農作業の判断に利用されている。

  • 追肥や可変施肥の判断
    GRVI値が低いエリアを生育不良箇所として特定し、その部分に重点的に肥料を施す判断材料として用いられる。

  • 収穫適期や収穫順の決定
    大豆などの作物において、GRVI値の低下によって黄化の進行状況を把握し、どの区画から順に収穫すべきかを判断するために活用されている。


関連用語:NDVI/リモートセンシング/スマート農業/可変施肥/ドローンセンシング